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あたしのオンナ 初濃い 1

 谷内奈津実は、真っ白なセーラー服の広田由香里が、数人のクラスメートと一緒に自動改札を通って駅構内に入ったのを確認すると、広田由香里の家にケータイで電話した。
 広田由香里はくるりとふり返ると、ケータイを耳に当てるしぐさで「誰にかけてるの? カレシ?」と聞いてきた。もちろん声には出してはいないが、奈津実にはちゃんとわかる。
 奈津実は耳で呼び出し音を聞きながら、質問には笑って答えず、胸元で手を振った。
 谷内奈津実も広田由香里も、同じ学校の同じセーラー服の高校二年生だ。
 さわやかな初夏の日差しが、二人の白い制服を光り輝かせている。
 奈津実はショートヘアの気の強そうな顔、由香里はセミロングの華やかな顔、どちらもとてもかわいらしい。
 由香里が胸元で手を振り返したとき、奈津美のケータイに相手が出た。
「はい」
「広田さんのお宅ですか」
 尋ねながら、広田由香里ににんまり笑いかける。
「はい、広田です」
 広田由香里は、駅の中にゆっくり消えた。
「広田友美さんですね」
「はい、そうですが、どちら様ですか」つんと澄ました奥様声だ。
「ふふふ、あたし、誰だかわかる?」
 奈津実は、小さな私鉄駅の駅前商店街を歩き出した。とてもさわやかな初夏の土曜の午後だった。
 奈津実はうれしくてたまらない。
「え? どなた?」
「友美さん、薄情ねー。もう忘れちゃったの? あたしのこと」
「・・・・」
 電話の先の沈黙すら、奈津実は耳で楽しんだ。
「わかってるくせにぃ。友美さん、冷たい」
「・・・・奈津実ちゃん?」
「ぴんぽーん。正解のごほうびはどうしょっかな。これから友美さんチにお昼をご馳走になりに行くってのは、どう」
「だ、だめよ」
「えー、どうしてー。友美さん、薄情」
「だ、だって、もうすぐ由香里ちゃんが帰ってくるわ」
「残念でした。由香里は、さつきたちと渋谷に遊びに行ったよ。夜まで帰ってこないんじゃないかな」
「だめよ。・・・・今日は買い物行ってないし、ご馳走なんて」
「友美さん、まだわかってないなあ。あたしが友美さんチで食べたいご・ち・そ・う」
「来ちゃ、だめ」半べその声だ。
「十分で行くよ。待っててね」
 電話はいきなり切れた。
 オレってオヤジだぜ。奈津実は嬉しくてたまらない。

 白いセーラー服の少女はバスを降りると、閑静な住宅街に入っていった。同じような一戸建てが立ち並んでいる。そのうちの一軒を選ぶと、フェンスを開けて入り、ドアホンを押した。
ドアホンの上には表札があった。

   広田 祐 一・ 友 美・ 由香里

反応がないので二度目を押すと、ドアがひっそり開いた。
 奈津実は玄関にすべりこんで、ドアを閉めた。
 目の前に、ピンクのもこもこのセーターを着た、小太りの友美が立っていた。下は白のロングパンツが、ぴちぴちだ。
「友美さん」
 奈津実はわざと乱暴に通学かばんを投げ捨てると、友美の両手を軽く握った。
「・・・・奈津実ちゃん」おどおどした友美は奈津実を見上げた。
 年上の人妻は奈津実より十センチは低い。だから、低い玄関のたたきにいる奈津美すら、少し見上げる高さになる。
 目じりにしわがあるが、見ようによっては幼い顔だち。高校二年の娘がいるとは思えない、奈津実好みのかわいらしさだ。パーマをかけたおばさんヘアの下には、娘の由香里似の華やかな顔が隠されている。
 奈津実は、年上の女の丸い肩に両手を預けると、ぬめるように光る薄いピンクのルージュが塗られたくちびるに、優しい口づけをおくった。
 甘かった。
 肩から手へ、友美のからだの震えが伝わった。
「だめ」年に似合わない、甘えた少女の声だった。
「だめなの?」
 奈津実は友美の丸いあごの下に手を添えて、奈津実好みの顔を上に向けた。
「いや」
「いやなの?」
 優しくそう言うと、奈津実は、いきなり激しく友美の口を吸った。音を立てて、むさぼるように、友美のくちびるを蹂躙する。友美はたまらず、支えを求めるようにすらりとした少女に抱きついた。娘と同じセーラー服に自分から抱きついているのだ。友美は全身からかあっと汗が出てくるのを感じた。
友美のからだの震えは、律動に変わって奈津実に伝わった。
 奈津実も口を密着させつつ、きつくきつく縛るように、女の豊満な体を抱きしめた。そうしないと、自分の倍以上も年上の女が、くず折れるのではないかと思ったのだ。
 足元がふらつく友美を抱き支えながら、友美は短い廊下を進んだ。年上の女に、年下の恋人に言うように、聞いた。
「友美さん、どこで愛されたいの? このあいだみたいに、お台所? それとも、今日は別のお部屋?」
「・・・・しらない」
「冷たいなあ、友美さん」
「・・・・」
「今度はだんまりなんだ、友美」
 年下の子に呼び捨てにされて、友美の顔は赤くなった。
「あっ、友美の顔、まっかっか。か・わ・い・い」
 行き止まりの襖を開けて八畳ほどの和室に友美を抱き入れた。
 横抱きにした豊満なからだを、右手で軽く押すと、友美はそのまま押し倒れた。左腕が友美のからだを支えているから、何の衝撃も与えない。すぐに上半身を起こしてあげると、友美は自分から横すわりになった。
 口ではいやといいながら、からだはあたしの思いのままだ。奈津実は嬉しくて、友美の背後に膝立ちすると、後ろからピンクのセーターに抱きついた。
「ふわふわしていい気持ち」思わず声に出た。
 肩越しに丸いあごに手を添えて、後ろを向かせる。ほとんど力を入れていないのに、友美は顔だけ奈津実のほうを向き、自分から上を向いて、目を閉じた。戦いている半開きのくちびるを、吸った。何度も吸った。
「友美さん、好き」
 年上の女はあえいだ。
 奈津実はその吐息も味わった。
「舌、出して」
「いや」言うそばから、短い舌を出してくれた。
 上から長い舌が絡みつく。
「引っ込めちゃ、だめ。も一回出して」
 震えながら短い舌が出る。絡みつかせて、舌同士にキスさせた。
 短い蠕動が伝わった。
「友美さん、かわいい」
 なおも舌を絡みつかせようとすると、友美の舌は奈津実の舌から逃げて、前を向いてうつむいた。
「奈津実ちゃん、おかしいよ」
「何がおかしいの」両手で後ろから友美の胸を包み込む。
「何がおかしいの」豊かな胸をセーター越しに撫で回す。
 奈津実が女の背中に自分のからだを密着させると、友美は背中に少女の幼い胸の盛り上がりを感じて、戦慄した。
「だって」友美は顔を真っ赤にした。「こんな、おばさんを、かわいい、なんて」
「かわいいから、かわいいって言ったのよ」丸い肩にあごを乗せて、髪に口づけた。
「だって、女どうし、なのよ」
「え、ほんとかなあ、女どうし。確かめてみよっかなぁ」
 奈津実は友美の胸をつかんだ手を腹のほうに滑らせ、すばやくセーターをめくりあげた。友美の顔ごとセーターで包み込むと、再び女を押し倒した。手近な座布団を頭と腰にあてがってやる。
 友美がもこもこ、もがきながら顔や腕からセーターを取り除いたころには、もう年下の少女にブラを外されていて、豊かな、白いバストを好き放題に揉みまわされていた。奈津実の手がこね回すままに友美の乳房は、うにうに変形に変形を繰り返している。
 フロントホックの、濃いピンク色の花模様に彩られた、高価そうなブラジャーだった。
「ブラも勝負ブラだし。しかもセーターの下はブラだけ。やる気満々じゃん、友美さん」
「ち、違うの」
 両手でもちもちとした友美の乳房を持ち絞り、赤黒く熟した乳首を舐めまわす。
 奈津実が初めて口にする友美のからだだった。
 くらくらするほど、おいしかった。
「どこが、違うの」ちゃんと乳首もびんびん立ってるじゃない。
 舌で乳首を転がせると、まん丸い乳首はころころした。
「だって、だって」
 年上の女は舌足らずの声であえいだ。「だって、奈津実、ちゃんが、あんまり、早く、来るもんだから」
「着替える時間が、なかったの?」
 乳房の白い甘い肉を口いっぱいにほおばった。奈津実の口の中に、友美が、ぴっちりとひしめいている。
 でも、それじゃあ、勝負ブラをつけてる理由は、何なの。声を出さずにくちびるで笑うと、柔らかい乳房の肉が奈津実の唾液で濡れ光ったまま、つるりと、口から逃げた。あわててくちびるの輪を締めつけると、かろうじて丸い玉のような乳首だけが引っかかった。
 奈津実は乳首を甘噛みしつつ、舌でなぶった。
 声にならない悲鳴が、奈津実の耳にではなく、密着したからだ全体に聞こえる。乳首をきつく咥えて、くちびるの輪を回転させると、友美は背をのけぞらせた。
左腕を背の下に添えて、奈津実は女のそりを元に戻した。
 年上の女は、白い胸をゆっくり上下にあえがせて、目を閉じている。
 奈津実は背中と畳に挟まれた左腕をそのままずり上げて、友美の後頭部を下から持ち上げると、攻撃対象を顔に移すことにした。
 友美のくちびるを丸ごと口に含んだ。くちびるを舌でこじ開け、舌や上あごの内側を賞味した。
「いつもは口紅なんて、ほとんどつけないのに」
 ぬめ光る薄いピンクのルージュのくちびるを、丹念に一周して舐めたてる。「今日は、たっぷり塗ってるね」
「だって・・・・」
 半開きのくちびるが可愛いらしく震える。吐息ごと味わう。
 オレって、すげぇド変態じゃん。こんな、中年女の顔が、美少女の由香里よりかわいく見えるなんて。オンナの趣味が悪すぎるぜ。
 もちろん奈津実はそれが嬉しい。自分のあそこがびっしょりなのが、はっきりわかった。
 友美もそのはずだ。そう思うと、早くそれを自分の目で確かめたかった。
「ルージュ、はみ出してる。やっぱ時間ぎりぎりだった?」
 はみ出ている部分を口に含み、舌を尖らせて、つついた。友美は屈辱で顔を真っ赤にして、くちびるを逃がした。
「ちがうー」
奈津実は友美の両手のひらをぎゅっと握った。「どう、ちがうの」
友美は、観念したように、目を閉じた。
「手が、震えたの」

( つづく)

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あたしのオンナ 初濃い 2

 谷内奈津実は、小学校に入学したころから、同級生の由香里の母親が、何とはなしに好きだった。
 登下校のたびに毎日由香里の家の前を通った。朝、由香里を送り出す友美を見ると、奈津実は小さな胸をときめかせた。 夕方由香里に家の前でバイバイする。友美が出てこないと、がっかりした。
 そのころは、素敵なおばさん、かわいいおばさん、きれいなおばさんに、ときめくのは、当たり前だと思っていた。そんな友美を母親に持つ由香里がうらやましかった。
 ある朝、娘を送り出した友美が、自分にも手を振ってくれたことに満足しながら、由香里に思わず本音を漏らしてしまった。
「由香里のおかあさんって、きれいだよねー」
「どこがぁー」
 由香里はつないでいた手を振りほどくと、大声を上げた。「でぶで、ちびで、全然かっこよくないよー。奈津実のママの方がよっぽどきれいだよー」
 奈津実は意外だった。確かに友美は「ふくよか」で「小柄」だが、でぶとかちびは言い過ぎだと思ったし、自分の母が、きれいだとは全然思わなかった。しかし由香里に、それ以上友美を「賞賛」することは、なぜだか、ためらわれた。ほかの事だったら、男勝りな奈津実は、けんかしてでも自分の主張を、言い張ったはずなのに。
 後年、奈津実が成長すると、世間一般の考えでは、やはり、小太りな友美より、すらりとした奈津実の母親のほうが、美しいとされているのを知った。知ったけれど、奈津実の友美への嗜好は揺るぎもしなかった。しかし同時に、「自然」なときめきは、もう、自然とはいえないようになった。
 心が友美を賛美する想いはますます強くなったが、それに、からだの疼きが伴うようになった。からだが熱を帯びて、こころ以上に友美を求めるようになった。
 中学生になって、同性愛、という言葉を知った。
 ショックだった。
 やはり同じ中学に行った由香里たち女の子がカッコいい男子や、テレビの少年アイドルにキャーキャー言っても、奈津実は話題についていけない。「奈津実、まだガキだから」由香里たちは笑った。
クラスにいつも一緒の仲のいい女の子二人組がいて、由香里たちは「あいつらレズだね」と陰で噂した。吐き捨てるように由香里が言うレズという言葉に、ぞっとした。
自分も、レズというド変態なのだ、奈津実は絶望した。
 しかも、と少女は自分を呪った。
 レズならレズでいいとしよう。しかしそれならば、たとえば、広田由香里にときめくべきではないか。華やかな顔だちの、可愛らしい女の子、広田由香里に。あるいは、岡本さつきでもいい。学年一のセクシーさで、男子に一番人気だ。
 それなのに、自分が一途にときめく相手は、親友の母親なのだ! ちびで小太りの、いつもどたどたしている、中年女の平凡な専業主婦。自分の倍以上の「年寄り」オンナ。
なんというド変態だ。
 しかし絶望しても絶望しても、心とからだが友美を求めて、疼く。
 中学三年の夏休み、「谷内が好きだ」と告白されて、サッカー部の副キャプテンと、寝た。初めて見る勃起したちんぽを入れられた。童貞少年は必要以上に激しく腰を振って、果てた。
 からだを揺すられながら、奈津実はまぶたの奥に友美を思い浮かべることしか出来なかった。
翌日少年から、電話で二度目を求められた。奈津実はすぐに電話を切ると、吐き気がしてトイレに駆け込んだ。げぇげぇしたが、何も出なかった。
 それからも何度も直接に求められた。「奈津実とやりてぇんだ」自分と寝るのは当然だと思っているようだった。「お前は、もう俺のオンナなんだかんな」
 何度も何度も断ると、ようやく少年は諦めた。その代わり「奈津実を食ったが、まずかった。もう二度とやる気がしねぇ」と、学校中で言いふらした。
 奈津実を見ると、男子はニヤニヤした。女子はひそひそ奈津実の噂をして、くすくす笑った。
 由香里たち仲良しグループの女の子は同情してくれた。もっとも陰ではバカにしていたかもしれない。
「気にすることないよー。洋介、奈津実にフラれて、逆切れしてるだけなんだから」
「そうそう、見え見えだよー」
「でもさ、洋介、フルなんて、奈津実、すごいねー」
「あたしだったら、速攻で洋介の彼女になるんだけどな」
「あたしもー。ま、奈津実の男の趣味は変だからねー」
 もちろん学校中に汚い噂が流れて、大ショックだった。
 男の趣味が悪い、というのは、レズのド変態だ、といわれるよりはましなのだ、とわずかに自分を慰めた。しかしあんな自己チュー男が、女子の人気者なのは納得がいかなかった。
 奈津実はますます友美への想いを強めた。もう二度と男に自分のからだを自由にはさせない、レズに生きるんだ、と吹っ切れた。
 相手は年上の人妻なのに、どうやって愛し合うんだ、と想像するたびに、男勝りの彼女は、自分のモノにすることしか、考えられないようになった。広田友美を抱きたい。抱きしめたい。日ごと夜ごと、少女は頭の中で、年上の人妻を犯した。犯しまくった。
「友美とやりてぇ」洋介と同じ言葉をつぶやき、赤面した。
 年下のあたしが年上の女をモノにするには、まず体力をつけなければ。もともと体育系だったが、高校ではバレーボール部に入った。
 そして、ついにこの間、由香里の留守に、知っていながら知らないふりで訪ねて、キッチンで紅茶を用意していた友美を、抱きしめたのだった。しかし、初めてのことで、キスと上半身への、服の上からの愛撫だけで終わってしまった。
 失敗だった。
 今日は、友美のすべてを、いただくつもりだった。

あたしのオンナ 初濃い 3

「どうして、手が震えたの」
 優しくくちびるにキスの刻印を押した奈津実は、友美の瞳を覗き込んだ。友美の瞳は濡れている。
「しらない」
「あたしに会えるからじゃないの」
「しらない」
「じゃあ、どの指が震えたの」
 奈津実は、友美の両手のひらを、それぞれ友美のバストの上に乗せた。人妻は自分の胸に自分の手のひらをぎゅっと押し当てた。
 そうやって自分を守ってるつもりなの。奈津実は、友美の右手の指を一本一本引き離して丸っこい指をヒトデのように広げさせた。
「この指が震えたの?」小指を、下の胸肉ごと舐めまわした。
「それともこの指?」薬指を胸ごと重ね舐めした。
 友美の右手の指を一本一本舐めていくうち、奈津実は、気づいた。
 自分の右手の下の、友美の左胸の上に乗せた、左手の甲がいつの間にか裏返って、奈津実の右手のひらを、無意識にぎゅっと握り返していることを。
「この子」くちではいやだといいながら、あたしの手を握っている!
 奈津実は、にやりとした。
「友美さんの、おっぱい、あたしの顔くらい、ある」
「いや、はずかしい」
「舐めて、いい?」
「だめ」
 奈津実は両手で、友美の豊かなバストを持ち絞った。ぷるぷるさせると、肉が揺らめいた。
「おいしそー」
 頂の熟した乳首を舐めた。
 甘い肉をほおばれるだけほおばった。
 双球の谷間に自分の顔をはさんで、ほお擦りをした。
「友美さんの、おっぱい、おいしいよ」
「いやぁ」
 由香里は赤ん坊のとき、この乳首を吸ったのかな。
 奈津実は、赤ん坊になったつもりで、ちゅーちゅー吸ってみた。
 うまい。
 うまいけど、お乳が出ないのが惜しい。乳首を舌で転がす。こんなことは由香里はしなかったろう。
 乳首を甘噛みする。 友美のからだがひくついて、律動した。
両腕をバンザイさせて、わきの下を舐め上げ、舐め下げる。
 ここも由香里は味わったことがないだろう。ざまぁみろ。
 友美の、少しわき毛が芽生えた、しょっぱい、ざらざらしたわきの味わいは、奈津美には美味そのものだった。
 奈津実は、うまれて初めて由香里に勝った気がした。
 由香里、あんたのママは、あたしのものになったよ。
ここまで来たら、あとは一気に攻めよう。
 たぷたぷしたおなかの中心のおへそを舐め、友美の息の短いあえぎをも味わいつつ、わき腹を舐め上げ、奈津実は、友美のロングパンツのホックを外した。
 友美は気がつかない。一気に、尻から、太ももから、ロングパンツを抜き取った。
「えっ? なにっ? えっ」
 我に帰った友美が押さえようとしたが、間に合わなかった。
 それでも抜けたのは片足分だけ、もう片足にロングパンツは引っかかったままだ。
 それは、かまわない。
 両方の足首をつかむと、ぐっと足を開かせた。
 太ももと太ももの真ん中には、ブラとおそろいの、濃いピンクの花模様のパンティがあった。
「やった」
 心の中でそう叫ぶと、奈津実は、長いあいだ恋焦がれていた友美の究極に、自分の顔を押し付けて、ぐりぐりほお擦りをした。
 新品のパンティの甘い香りがした。
「やめてっ! いやっ! ゆるしてっ」
 友美は、自分が何をされているのかやっと気づき、奈津実の頭をどけようと、強い力を出している。
 本気で嫌がってるな。
 こんな勝負パンティ穿いてるくせに。
 奈津実はあせった。
 しかし、なんといっても、実の娘の同性の同級生に犯されようとしているのだ。
 ちょっと急ぎ過ぎたかナ。
奈津実はからだをずり上げると、嫌がる年上の女の、ふくよかな体全体を、ぎゅっと抱きしめた。
 強い強い力で抱きしめると、からだをぴくつかせつつ、友美は抵抗の力を緩めていく。
奈津実は優しいキスを仕掛けた。
 友美のくちびるは、いやいやをして、奈津実のくちびるから逃げ回った。
 とうとう捕まえ、くちびるを密着させようとしたが、友美のくちびるは逃げようとうごめいた。
 かまわず、くちびるをくちびるで押さえつけると、抵抗も弱まり、友美はぐったりとして、何もかもが奈津実の腕の中に、ちいさく納まった。
 このくちびるはもう逃げない。
 奈津実は、恋々とした長い長いキスをした。
「友美さんが、大好き」
 このくちびるは、逃げない。奈津実は、ついばむような、短いキスを、繰り出した。チュッと音を立てて、くちびる同士が一瞬触れては、離れ、触れては、離れ。何十回も繰り返した。チュッチュッ、という連続音が、限りなく続いて、二人を包み込んだ。
友美、あたし、あなたを音で犯しているの。
 友美は、その繰り返される音を全身で聴いているうちに、その音に合わせて蠕動した。
 うっとりして、気が遠くなっていく。

 ふたりは、穏やかに横たわっていた。
 年下の少女の左腕が、年上の女の頭の下をくぐって、女の後ろ髪をいい子いい子している。
 右手は、女の背中を愛しげに撫で回していた。
友美は、自分の半分以上年下の少女の胸に顔をうずめて、穏やかな息をたてている。
さっき片足に残ったロングパンツを邪魔だから、と取ったときも友美は抵抗しなかった。
 その、裸になった太ももと太もものあいだに、奈津実は自分の右の太ももをこじ入れた。三本の脚が縦にぴっちり重なり、隙間なく密着して、肉は熱い熱を帯びている。
 奈津実は、友美の丸いあごに手を添えて、自分を見上げさせた。
 瞳と瞳を見つめあうと、相手の瞳の中に小さい自分がいる。
「友美さん、好き」
年上の女は、少女のようにほほを染めた。
「愛してる、友美のこと、世界中で一番」
「うそ」ちょっとふくれっ面になった。
「ふくれっ面の友美も、かわいいよ」
「やだ」はずかしそうに、笑った。
 奈津実も笑いながら、キスをした。友美は、くすくす笑いながらそのキスを受けた。
 ふたりは、微笑みながら互いの口をついばんだ。何度も何度もついばむうち、笑いは消えて、二人は真剣に口をむさぼりあう。
 もはや、広田友美は広田由香里の母ではない。
 奈津実は、友美をむさぼりつつ、思った。
 広田祐一とやら言う男の妻でもない。
 谷内奈津実のオンナなのだ。
 口づけを休むと、とうとうモノにした、自分のオンナの瞳を覗き込んだ。
 友美の瞳は、恥じらいで潤んでいた。奈津実にじっと見つめられ、ほほを染めて、目を閉じた。
 目じりのしわに縁取られた、まぶたの裂け目から、薄く涙がにじんでいる。
 年下の少女は、舌を使って拭いてあげた。
 おいしかった。
 その舌を、そのまま耳のほうへ舐め落とす。
 丸みを帯びて柔らかい耳たぶと、赤みを帯びた耳のふちと、耳の裏を舐めつくした。
「友美さんの耳、かわいい」
 耳の穴の中に舌を滑りこませると、友美はからだを連続してひくつかせる。
「友美さん、好きだよ」
「いや」
「友美の全部を、食べたい」
 舌と吐息と言葉の圧力を同時に、友美の耳に注ぎこんだ。
 豊満なからだの律動を、からだ全体で味わった。
 耳から、肩へ、肩から二の腕へ、二の腕からわきの下へ、わきの下から豊かな双球へ、双球からへそへ、へそから太ももへ、奈津実は顔をうずめ、くちびると舌で味わい、両手であらゆる場所をまさぐり、耳は友美の小さな悲鳴を心ゆくまで楽しんだ。
 今度は大丈夫だろう。
 奈津実は舌使いを一瞬も休めずに、友美の濃い花柄のピンクのパンティを、大ぶりな尻からゆっくり外しにかかった。
 年上の人妻は、いま自分が何をされているのか、気づいていないようで、苦しそうに嗚咽にむせぶばかりだ。
 舌のピッチを早めつつ、パンティを片足から完全に抜き取ると、一気に草むらの下の友美の究極に、キスの嵐を、ついばむようなキスを繰り返した。
 味わうとか、目で楽しむ余裕はない。友美のそこは、これまでの全身への愛撫でぬかるみにぬかっているのだが、それに気づく余裕すらなく、短い瞬殺キスを繰り返した。
友美は悲鳴を上げた。
「いやぁー」
 からだ全体が律動し、バストがたぷたぷ揺れる。
友美の両手が、攻めに攻めている奈津実の後頭部を押さえた。
 だが、奈津実はその手に全く力を感じなかった。ただ、単に、置いているだけだ。
 やったぁ。
奈津実は、友美の最中心部に、長い恋々たるキスを送った。
 ぬるぬるの愛液や、ひめやかな場所の肉そのものを味わう余裕も出てきた。
 何年も恋焦がれてきた友美の、究極の肉だった。
 この上なく、美味だった。
 年上の女の、豊かな白い太ももが顔の両側から締めつけてきた。
 意識して友美が締めているわけではない。
 あまりの快感と屈辱に、たまらず、自分の大事な部分を舌で陵辱する娘の同級生を、無意識に反射的に挟みつけたのだ。 しかし結果は、奈津実にとってこれ以上ない甘美な世界になった。
 太ももと太もも、奈津実の顔と友美の中心が、ぴったり密着して、ひとつの肉になり、熱を帯びる。
 友美のからだは、激しく律動し、わななく。
 締めつける太ももから、力が抜けた。

 同時刻、広田友美の娘は渋谷で男を咥えていた。

あたしのオンナ 初濃い 4

 広田由香里は目的があって渋谷に来たのでは、なかった。
 さわやかな初夏の昼下がり、そのまま学校から家に帰るのはあまりにもったいない。
 友達と渋谷をぶらぶらする程度の考えで、男とヤる予定は別になかった。
 好みのイケメンにナンパされれば別だけどさ。
 ハチ公口で降りて、横断歩道を渡った三百里薬局の前で、岡本さつきのケータイが鳴った。
 短い会話のあと「ごめん、ちょっと用事出来た」、宮益坂方向へ勝手に行ってしまった。
 そうなると、女の友情はもろいもので、富沢くるみは自分からケータイにかけて、勝手に「用事」を作って「わりぃ」と、道玄坂のほうに消えていった。
残る相田真美は、さつき、くるみを介して顔見知り、という程度の別のクラスの生徒なのだ。接着剤のふたりが居なくなれば間が持たない。ちょっとバツの悪い顔を見合わせると、「あたしも。バイバイ」と言い残してパルコのほうへ、分かれた。
三人全員にふられた形の由香里は、しょうがなく東急文化村のほうへ歩き出した。土曜の午後で、渋谷は人であふれ、たらたら歩く由香里はなかなか先に進めなかった。
こういう風になるのであれば、無理にでも谷内奈津実を誘うんだった、と由香里は後悔した。
 しかし、奈津実は、今日は都合が悪い、と断った。そういう奈津実に、かすかな興奮の匂いを由香里は嗅ぎとった。ひょっとしたら、男に奥手の奈津実にしては珍しく、デートでもしているのかもしれない。
あるコンビニの前を通ったとき、円山町の同じチェーンのコンビニにバイトしている男のことを思い出した。
 ひと月くらい前に渋谷の街で知り合った、背が高くて、由香里好みのいい男だった。
 まだ、ヤったことはないが、由香里をもの欲しそうな目で見ていたのだ。
 あいつになら、ヤられてもいい。
 それに絶対さつきや、くるみはオトコと会うに決まってる。
 相田真美や谷内奈津実も、間違いなくオトコだろう。
 あたしだけ、オトコ抜き。
 やだよ。
 由香里は現金にも歩く速度を速めると、円山町を目指した。
めぼしをつけたコンビニで、目的の男を見つけた。
 はたちくらいの、イケメンだった。
 もう一人の、背の低い店員とふたりで、レジを打っていた。
 レジに並んだ二列の買い物客をさばくと、レジ待ちの客は途切れた。背の低い同僚はレジを離れ、お弁当コーナーの品出しを始めた。
由香里は手近のアイスキャンデー・バーを取ると、レジの男に差し出す。
コンビニの明るいユニホームの胸名札に橋本と書いてある男は、アイスのバーコードをスキャンすると、
「105円です」明るい声で、値段を告げる。
小銭を渡しながら、橋本に顔を接近させて、由香里は、自信のある華やかな笑顔を見せた。
 この笑顔で、たいていの男はイチコロなのだ。
「おっ」
 男の顔が明るくなった。
「このあいだの。確か由香里ちゃん?だっけ?」
 すばやく、これもオトコ必殺のふくれっ面に変えて、ささやいた。
「いま、超ヒマなの」
 橋本は、お弁当コーナーの同僚をうかがい、目の前のかわいいセーラー服の少女を見て、目を泳がせた。
「あと、二十分で休憩なんだ」
 アイスのレシートにボールペンで電話番号を書いて、商品と一緒に由香里に渡す。
「そしたら、電話、くれ」
アイスキャンデーを舐め舐め時間をつぶすと、橋本の電話の指示に従って、再びコンビニに入り、背の低い店員の目を盗んで、奥に通じるスイングドアにすべりこんだ。
 所狭しと商品のダンボール箱が積み上げられていて、その奥に事務机と椅子があった。
 机に腰掛けて橋本はペットボトルのお茶を飲んでいた。
「よう」
近づくと、いきなり抱きしめられて、くちびるを塞がれた。
 由香里も抱きつくと、負けずに吸い返した。
 男はセーラー服越しに胸を揉みまわした。
 その手で、由香里の右手を自分の股間に誘導すると、ギンギンに怒張した男根がズボンにテントを張っている。
 由香里が手のひらでその形のままを撫で回すと、我慢できなくなった橋本は、すばやくベルトを外して、脱ぎにかかった。
「咥えたことぐらい、あんだろ」
実はあるのだが、由香里はいやいやをした。
「アイスを舐めるかんじだな」
男は由香里を跪かせると、手近にあった商品のパックを膝の下に敷いてくれた。
 店出し前の男性下着のトランクスが何袋かセットになっているものだ。
 自分のトランクスも脱ぐと、怒張した一物を由香里の鼻先にぶら下げた。
 反り返って、赤黒く猛っている。
 痩せぎすの橋本の、からだの皮膚は結構白い。まるで別人の一物を接着したようなちくはぐさだ。
「おっきい」
 由香里は、目を見張って、男を見上げた。
 由香里は、これまで五本ほど咥えた経験がある。その中でも、一番の太さと長さだった。
 咥え甲斐があるというものだ。
「まず、舌でペロペロしてみ」
少女は根元を握ると、舌で亀頭をペロリと舐めた。
「一回だけじゃなくて、何回も続けて舐めるんだ」
偉そうじゃん。
 しかし由香里は、男に強く、出られることは、嫌いではない。
 根元の握りを少し強くすると、男はうっ、と呻いた。
 丸い亀頭をリクエスト通り、縦横に舐めまわした。
 舌を尖らせて、つんつん突いた。
「く、咥えてみ」
 男の声は上ずっている。
 由香里は口を大きく開けて、亀頭をパクっと咥えた。
 くちびるの輪を締めつけ、亀頭を出し入れした。
「あっ」
 若者はたまらず、女のように声を漏らした。
 由香里の後頭部を両手で鷲掴みにする。
 由香里は、この太くて長い男のものをどこまで咥えることが出来るのか、試してみることにした。
 恐る恐るくちびるの輪を前進させたが、ちょうど真ん中までだった。
 ぷすぷす音をさせて、後退した。
 どこまで呑めるか見当がついたので、今度はより早く出し入れをした。
 口への抽送を繰り返すたびにだんだんスピードを速めた。
 最後には、かなりの高速になり、ぶっぶっ、という音になった。
 突然、超スローモーに、じりじり這うようなスピードに変えて呑み込み、そしてゆるゆると茎を絞るようにして後退し、カリ首でくちびるの輪を左右に回した。舌でつんつん突いて、攻める。
 女のようにあえいで、男は、爆ぜた。
 男の液が勢い良く由香里の口の中に噴出する。
 由香里は思わず飲み込んでしまった。
 むせた。
「飲んだか」
 手のひらで口にふたをした由香里は男を見上げ、目を白黒させながら、うなずいた。
 男はにやりと笑い、跪かせた少女の後頭部をつかんで、自分の一物に対面させた。
 それは、まだ赤黒く怒張したまま、ぴくぴくしていた。
 茎は由香里の唾液でぬめり、亀頭の小さな裂け目から白濁した液がたれていた。
 それが由香里の目の前に迫り、ほっぺたを鈍く突いた。
「由香里、お前が汚したんだ。も一回咥えて、きれいにお掃除しろ」
 これをしゃぶるなんて、ちょっと汚い。
 でも、いやったらしく濡れた肉の棒が、ほっぺたにぷにぷに押し付けられるよりは、ましだ。
 由香里は思い切って咥えると、丁寧に舐めまわした。
 いったん口に含むと、根っからのチンポ好きな由香里は、口の中と頭の中をチンポで一杯にして、しゃぶり、亀頭から液を絞り飲んだ。
放出前とは違う、鈍いような快感を楽しみつつ、橋本は目を泳がせた。
 この事務机に由香里の手を突かせて、立ちバックでやれる。
 そのスペースはぎりぎり、ある。そうなると、おそうじフェラの意味もなくなるけどな。
 橋本は笑った。
 しかし橋本が少女を、尻たぶを鷲掴みに後ろから犯すのは、由香里の口の中に再度放出してからだった。
 由香里がお掃除のためだけのフェラでは満足せず、咥えたまま離さなかったからである。

あたしのオンナ 初濃い 5

 奈津実は感動していた。
 小学生のころから恋焦がれていた年上の人妻を、この自分が、この舌で、とうとうイカせてしまったのだ。
 目の前の、唾液と愛液が一体になって濡れそぼる肉のわだちをしみじみ目で味わった。
「友美のここから、赤ん坊の由香里が出てきたんだ。でも、今は、丸ごと奈津実のもんだよ、友美」
 奈津実はそう言いたいのをかろうじて、こらえた。
 ド変態の奈津実としては賞賛と達成感のあまりそう言いたいのだが、それを言ったら、友美は素に戻って、奈津実の愛人から、広田由香里の母に、還ってしまうだろう。
ぐったりして横たわり、目をつぶって、豊かなバストと、だぶついたお腹の肉を、ゆっくり上下させているだけの友美を、愛しいと思った。
 今や自分の領土となった、友美の究極に、改めて長いキスを送った。
 友美は肉全体でぴくんとした。
 両手を奈津実の頭に乗せて、何かを捜し求めるかのように、そよがせる。
 友美の手が探しているのは、あたしだ。
 左手で立てた太ももを抱き、恋々とした口づけで肉を味わいながら、右手で友美の手を握った。
 年上の女はぎゅっと握り返してきた。
 互いの指が力強く交差し、手のひら同士がキスをした。
 啜り泣きが聞こえた。
 奈津実は、そのまま自分のからだをずり上げ、もう片方の手も友美ときつく握り合って、今度は年上の女の、上の口にキスした。
「友美」
「・・・・奈津実ちゃん」
 瞳を覗き込むと、潤んで、目が笑って、そして同時に泣いている。
「好きだよ」
「いや」
 甘えて、媚を含んだ少女の声だった。
「友美は奈津実のオンナだよ」
「いや」
 少しふくれっ面になった。
 由香里のふくれっ面ととても似ているが、奈津実は年上の母親のほうがかわいいと思った。
「チューして欲しい?」
 ふくれっ面が解けて、ほほが染まった。
「変態だわ」
「変態だよ。ねー、チューして欲しくないの」
「したいのは、奈津実ちゃんのほうでしょう」
「じゃあ、友美はして欲しくないんだ」
「して」
 した。
 ついばむような短いキスを一回だけ。
 友美はちょっと不満そうに奈津実を見た。
「それだけ、って顔してるよ。もっとチュー欲しい?」
「奈津実ちゃん、もてあそんでる」
「もてあそんでないよ。愛してる」
「うそ」
「小学生のときから、友美さんを、好きだったよ」
 年上の女は顔を真っ赤にした。
「ずっとずっと、好きだったよ」
「しらない」 
「もう、友美は、奈津実のもんだよ」
「いや」
「チューして、って言って」
「・・・・」
「言って」
「言えないよ」
 握り合った両手に、力を込めた。
 友美の目から大粒の涙があふれた。
「・・・・して」
 奈津実は恋々とキスをした。
 短いキスを音を立てて繰り返し繰り出し、すぐに長いそれに変わった。
最初は動かなかった友美のくちびるも、おずおずと、そして大胆に、奈津実のくちびるをむさぼり返した。
あたしは、この子のオンナなのだ。
 友美は、屈辱と後ろめたさと幸福と喜悦とで、咽び啼いた。

 上半身を起こし、ともに横すわりに座って、抱き合い、くすくす笑いと口づけを交互に繰り返すふたりは、とても幸せだった。
「ねー、これから二人きりのときは、友美、って呼ぶよ」
「バカ」くすくす笑って、「もう、呼んでるくせに」
「友美」
「・・・・」
「友美」
「なぁに」
「友美ぃ」
「・・・・はい」
 瞳が恥じらいつつ、年下の少女を見上げた。
「友美」
「はい」
 くちびるが笑いをこらえて震えている。
「言いたいこと、ある? 友美」
 友美は豊満なからだの肉全体で恥じらった。
 顔を真っ赤にすると、
「・・・・チュー、して」
言って、上に向けた顔の目を閉じて、口を半開きに開いた。
 友美の要求に、奈津実は、喜んで応じた。
 むさぼった。

ふたりの幸福感は、友美の短い悲鳴で破られた。
 奈津実のセーラー服がよれよれになり、特に胸のところにしみができて、友美のルージュの跡もついているのを発見したのである。
奈津実は呆然とした。
 年上の女を責めるに急いで、セーラー服を脱ぐことまでは気が回らなかったのだ。
 セーラー服に口紅、なんて。 
 オレって、オヤジだぜ。
友美を見ると、からだを奈津実から離して、両手でグーを作って、ほほに当てていた。
 自分の娘と同じセーラー服を穢してしまったことに、ショックを受けている様子だった。
「恥じぃー」
 奈津実はおどけて、頭をかくふりをした。
「脱いで」
 友美の声は母親のそれに戻っていた。「染み抜きするから」
 友美は手早く足元にあった下着と服を着ると、ベンジンを持ってきて、セーラー服を染み抜きする作業に熱中した。
自分に背を向け、横すわりになって、必死に染み抜きする友美の、丸まった背中に、奈津実はおずおずと抱きついた。
「ごめん」
「・・・・いいのよ」
 素に帰って、自分を拒絶するのではないかと危惧した奈津実は、友美がかすかに笑っているので、ほっとした。
 友美は、今まで年下の少女に押されっぱなしだったので、逆に自分が世話をする立場になったのを、実のところ喜んでもいた。
 でも、あたし、由香里の母親だけど、あたし奈津実ちゃんの何?
「奈津実の奥さんみたいだよ」
背中に顔をうずめながら、奈津実のささやき声を、友美はからだで聞いた。
 年下の少女の、そのあまりの自信と、自分の考えていたことを奈津実が読み取った感覚に襲われて、年上の友美は真っ赤になった。
「だ、大体は、取れたけど」
 奈津実は首を伸ばして、あごを友美の丸い肩の上に乗せた。
 友美は肩に甘い痺れを感じた。
「友美さんの、よだれが?」
「よ、よだれじゃ、ないわ」
「じゃあ、何の染み」
 そう言いながら、ぷっくらしたおへその下あたりを撫で回した。
「しらない」友美はむきになってセーラー服をこすった。
「そのへんでいいよ。あとでクリーニング出すから」

「友美さん、着せて」
 友美は、ほほを染めながら、セーラー服を奈津実に着せた。
 手が少し震える。
 着せてもらうと、奈津実は友美を抱きしめた。豊満なからだが、すらりとした少女を、抱き返した。
「・・・・そろそろ、由香里ちゃんが帰ってくるかも」
「まだ、大丈夫だよ」
「・・・・でも」
「・・・・そうだね。ばれたら、大変だね。二人だけの秘密」
 奈津実はにっこり笑うと、その秘密を二人だけのものに封印するかのように、友美に口づけをした。
 入ってきたときと同じように年上の女を横抱きにしながら、玄関に向かった。
何度も何度も甘い口づけを交わした。
 前と違うのは、友美の足取りがしっかりして、自分からも抱きついているところだ。
 靴を履いて、通学かばんを持っても、キスを繰り返した。
 優しいキスと、口をむさぼる激しいキスを繰り返した。
 何回も「じゃ、帰るね」と言った。
 言って、また、抱き合った。

 やっとドアが閉まると、友美はへたり込んだ。
 立つ力もない。

あたしのオンナ 初濃い 6

 すでに日は落ちて、煌々と光る車窓の満員電車の中、広田由香里は立っていた。
 橋本に立ちバックで突き上げられて、まだ二人の性器からほかほか湯気が出ているような状態を、バックヤードに入ってきた、背の低い同僚店員に見られてしまった。
 休憩時間を過ぎて店に戻らない橋本を探しにきたのだが、「こんなところで、そんなことして。店長に言いつけてやる」と喚いた。いかにもモテないブ男のひがみだ。
 橋本は、由香里を手で拝む真似をして、店に逃げた。
 しょうがなく由香里は自分から、ブ男のベルトを外しにかかる。
「何する、やめろ」
 怒鳴る男の、しかしズボンから飛び出した一物は、橋本に比べればはるかに祖チンながら、ビンビン立っていた。
期待外れの一物ではあるが、咥えれば咥えたで由香里は夢中になって、しゃぶり倒した。
 根っからのチンポ好きなのである。
 耐性の無いブ男は、すぐに放出した。
 橋本より液は苦く、量が多かった。
 あまりのあっけなさに、由香里はくちびるがもの足りず、また咥えた。
「え、エエぇ~」
続けて二度放出した男は、勢いづいたのか、先ほど見てしまった、橋本と由香里がやっていた立ちバックを要求した。
「俺の休憩時間は、まだまだ十分にあるからな」
 それは、あんたが、早いからだよ。
 由香里は、二時間で男二人、口に四発、あそこに三発は新記録だな、と男に尻を突き出した。
 じっさいは、口に五発、あそこも五発だった、と由香里は電車に揺られながら思い出し、苦笑した。
 あいつら、玉袋がすっからかんになってる、きっと。

 同じ列車の隣の車両には、由香里の父親が、乗っていた。
広田祐一はぱりっとしたスーツに似合わないくたびれた顔で、立ったまま、折りたたんだ夕刊フジのエロページを読んでいる。
自動改札を出た父と娘はお互いに、お互いを気付いた。
「お、由香里」
「パパ」
「遅くまで、どこに行ってたんだ」
「友達と、一緒に渋谷」
「渋谷か。いかんな。あんな不良が行く町」
 そう言うと歩き出した。
「パパ、ずれてるー」
 う、オヤジとウチまで歩くのかよ。
 うぜー。
 共通の話題もないし、話は説教っぽいし、いやだった。しかも今は、胃の中にも、あそこにも男の精液を、たっぷり呑み込んでいるのだ。気まづぇー。
 仕方が無い。由香里はとぼとぼと父親のあとに、ついていった。
渋谷のどこに行ってたとか、最近学校はどうだ、とか、つまらない質問に適当に答えつつ、二人は駅前商店街を歩いた。
「おっ」父親が、前を指差した。
 由香里が見ると、スーパーから出てきた母親が、自転車のかごに買い物袋を乗せているところだった。
「ママ」
 由香里は駆け寄った。
「あら、由香里ちゃん」
「パパも、いるよ」
 父親も追いついた。「遅い買い物だな」
「ちょっと、昼間に来れなくて」
「どうせ昼寝でもしてたんだろ。人が汗水たらして働いているのに、昼寝とは、いいご身分だよ」
 ハハハ、と笑った。「親子で歩くのも久しぶりだな。一緒に帰ろう」
 父親と娘は並んで歩き出す。友美は自転車を押して二人に続く。
 由香里が後ろへふり返り、
「ママ、お昼食べて昼寝、ブーになるよ。最近またブーになった」
 祐一もつられてふり返り、笑った。
 二人とも、うんと馬鹿にするがいいわ。
 こんなあたしでも、こんなブーなからだを愛してくれる人がいるんですからね。
 あの子は、しんけんな顔で、友美は由香里よりかわいい、とまで言ってくれた。
 由香里の美貌を母親として誇りに思う友美は、それはいくらなんでも、と思ったが、奈津実の瞳が友美を見てきらきら光っている。
 奈津実は心から自分のことを「愛している」のだ。
 そう思うと、友美はからだが熱く火照った。自分に加えられた奈津実の愛撫を、一瞬にして、からだ自身がすべて思い出し、あえいだ。
 秘めた肉と肉のあわいに、奈津実の舌を感じて、濡れた。
肩に手が触れた。
 びくっとした。
「ママ、どうかしたの、顔が赤いよ」
 それを聞いて、さらにまた顔が赤くなった。
「・・・・あ、ちょっと。熱っぽいの。・・・・風邪かな」
「ほんと?」
 娘は手を母親のひたいに当てて、「ちょっと、ヤバいかも」と心配した。
「じゃあ、今夜の夕食は由香里に作ってもらえ」
「げー、無理!」
「心配しないで。作るわよ」
「きっと、そのまんまお昼寝して、風邪引いたんだよ」
 すっかり、いぎたなくお昼寝をする、暇な主婦と決め付けられた。
 しかし、友美はこっそり含み笑いをする。
 愛された記憶で、満たされていた。
 馬鹿にされたので、後ろめたさが減った気がした。
 駅を離れて、人通りがまばらになってくる、歩きながら、一家はしばし沈黙した。
「あっ、そういえばね、クラスに谷内奈津実っていう子がいてね、これがおかしいんだ」
 友美はびっくりした。
 何で、あの子の名前がここで出てくるの。
「ほう、どういう子なんだ」
「パパは、多分、知らないよ。ママは知ってる。その子がねー」
 身振り手振りで面白おかしく話し出したが、友美はあることに思い至って、話を聞いているどころではなくなった。
 さっき、娘は私に手を触れた。肩とおでこに触った。
 奈津実の愛撫の痕跡があたしのからだに残っていて、それを無意識に感知して、娘は奈津実のことを思い出したのだ。
 そんな馬鹿な、と友美は、首を振った。
 ありえない。
 その時、娘の「あっ」と言う声を聞いて、我に帰った。
「噂をすれば、ってやつ? パパ、あれが奈津実だよ」
 友美はドキッとして、見た。
 確かに奈津実が、Tシャツとジーパン姿で自転車に乗って、こちらにやって来る! 
 ドキドキした。
「奈津実ぃ」
 クラスメートの声で、奈津美は一家の前に自転車を降りた。
「あら、こんばんは。おそろいで」
 祐一も「こんばんは」と言った。
 由香里は奈津実をすばやく目で検査した。
 オトコとヤったのかな、昼間。
 しれっとした顔をしているが、ヤってる、ヤってる、と根拠もなく、断定する。
 奈津実は広田一家を、等分に見回した。
 ほんとは自分の恋人だけを見つめたいのだが、せいいっぱい我慢した。
 友美は、奈津実を見て、真っ赤になっている。
 その夫と娘は奈津実を見ているので、気がついているのは奈津実だけだ。
 息苦しく、幸せだった。
「何しに行くの」由香里が聞いた。
「かあさんに頼まれて、クリーニング出しに」
自転車の前かごを指差した。紙袋が入っている。
 かあさん、てのは、キミのママのことなんだけどさ。
 顔が笑み崩れるのを、必死にこらえた。
 キミのママのよだれとルージュの跡だから、出来れば消したくないんだけど。
「由香里も、見習いなさい。ちゃんとうちの手伝いしてるぞ」
「ひゃあ、やばい」
「そうだよ。渋谷なんか遊び行ってるヒマあったら、ママの手伝いくらいしな」
「あ、ずるっ。いい子ぶって。うちのママなら大丈夫だよ。お昼寝するくらいヒマだから」
奈津実は友美に笑いかけた。
 そうだね、二人で、お昼寝したね。
 また、しようね。
その一瞬に、友美の全身を目で舐めた。
 昼間とは違って、地味なカーディガンにもっさりスカート。多分、下着も普段の地味なものに違いない。
 ルージュは当然、塗っていない。
 首筋にかすかに赤い部分がある。
 あたしのキスマークかな。
 ちょっと、見つめ過ぎな気がして、「じゃあ」と言うと、自転車に乗った。
「またね、奈津実」由香里が胸元で手をふる。
 あさって学校で、絶対、オトコのこと、聞き出してやる。
「またね、由香里」
 またね、友美。
 また、抱っこしてあげる。
 奈津実を見送ると、夫と娘は、歩き出した。友美は、後ろを振り返り、奈津実の姿を目で追った。
 奈津美が、視界から消えた。
 涙目になった。

奈津実はしばらく商店街を自転車を走らせると、急ブレーキをかけた。
 後ろをふり返ると、自転車を反転させた。
 どんどんこいで行くと、広田一家の後姿を見つける。
 一番しんがりが、とぼとぼと自転車を押す小太りの友美だ。
 さらにこいで、自転車を乗り捨てる。
 自転車を倒れるに任せた。
 走って、一心に友美を目指した。
 近づくと、速度を落として、足音も消した。
 広田祐一と由香里が、タバコ屋の角を回って、視界から消える。
 辺りを見回すと、誰もいない。
 一気に友美に追いつく。
 年上の女の腕を取り、暗がりに引き込んで、強引に、キスをした。
 友美は夫と娘が曲がった角を、曲がろうとして、いきなり左腕をつかまれた。自転車のハンドルを握った右手は、そのまま鷲掴みにされ、自転車ごと暗がりに引き込まれた。
 くちびるを塞がれて、力強く吸われて、うっとりした。
 誰だか、もちろんわかっていた。
「・・・・奈津実ちゃん」
「友美」
くちびるをくちびるになすりつけた。
 ついばんだ。
 友美のからだが律動した。
 丸ごと含んだ人妻のくちびるは甘かった。
「友美は、奈津実のもんだよ」
「・・・・」
 友美は、想うあまり、年下の少女を見つめることしかできない。
 あえいだ。
「また、会おうね」
「・・・・」
「だんなとヤっちゃだめだよ」
友美は、思わず、うなずいた。
 友美は、あなたの友美。
 あなただけのもの。
 あなたのオンナ。
 赤面した。
「チューして、って言って」
「チュー、して」
 奈津実は恋々とキスを送った。
 それだけで人妻は中心が、濡れた。
 未練気に、くちびるはくちびるから離れる。
ぎゅっと強く抱きしめると、倒れた自転車のほうにかけていった。
 自転車を起こすと、ふり返って友美を見て、微笑んだ。
 友美は、涙ぐんだ。
 谷内奈津実は、自転車を全力でこいで、視界から消えた。


「おい、大丈夫か」
 心配そうに、夫と娘が友美の顔を覗き込んだ。
 友美は、ぼーっとした顔で、不思議なもののように二人を見た。
「熱があるの。やっぱり風邪みたい」 

                           (終)



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