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初美と雅美1 人妻と新妻の恋

 麻生雅美は、その県でもっとも高級とされるシティホテルに入ると、エレヴェータに乗り、パーティ会場についた。
 「第八回 〇〇県女性経営者の集い」。
 入り口で招待状を差し出すと、受け取った受付嬢を素早く見る。40点ね、問題外だわ。
 隣に座っている受付嬢もチラ見して、46点、ダメだわ。
 会場に入ると、あふれんばかりの女性経営者の群れ群れ、ざわめいている。全員問題外だわ。
 気付くと、旧知の友永初美がアイコンタクト。雅美は近づいていく。
 友永初美は、にやにや笑いつつ雅美だけに聞こえる小声で、
「相変わらず、雅美のオンナ・チェックだねー。視線ガンガン飛ばしてるねー。こんなババアとブスばかりのとこで、チェック目線ガン飛ばしにしても、むだむだー」
「まーホントに無駄なんだけどね。なんせ、こんなかで一番イケてるオンナが友永さんなんだから」
「はははっ」友永初美は、豪快に笑う。
「あたしから見ても、こんなかでダントツいいオンナは雅美なんだけどー。残念ね」
「残念でした」くすくす笑う。
 同い年の二人、ともにダンナ持ち子持ちだが、友永初美は、年下のオンナが好き。麻生雅美は、年上のオンナが好き。
 どうしたって、相性は、合わない。
 舞台の左そでに司会者が登壇すると、会場のざわめきは次第に静まり、初美と雅美も着席した。
「えー〇〇県の女性経営者のみなさま、はじめまして。わたくし、朝倉唯奈と申します。ふつつかながら、第八回 〇〇県女性経営者の集いの、司会を務めさせていただくことになりました。よろしくお願いいたします」
 会の段取りを説明する司会者を、見ながら、
「ほら、雅美、あなた好みのオンナじゃない? 何点?」
「うー好み好み。93点かな。おっぱいおっきい」
「では、これからご登壇され記念講演をなさるのは、紀平晴海さんです。紀平さんは、お父様から引き継いだ、従業員たった五人の町工場を、世界的に有名なIT企業に大成長させました。紀平さんが書かれました自伝をもとに、TVドラマ化され、大ヒットしたことは、記憶に新しいことかと、思います。近年では各テレビ局のワイドショー、毒舌(笑)人気コメンテーターとしても、ご活躍されています。〇〇女子大ほかの特別講師としても、活躍されております。では、皆さま、紀平晴海さんです。ぜひとも盛大な拍手でお迎えください」
 司会者は自ら率先して、拍手。会場も盛大な拍手の中、紀平晴海が登壇した。
 雅美も初美も拍手しながら、
「53点」
「でも、その93点は53点と、デキてると思うよ。さっきの打ち合わせの時、あの司会者、実は紀平の秘書で、紀平晴海の肩撫ぜたり、腰触ったり、やたらボディタッチしてたもの。昼間は社長と秘書だけど、夜は、あの秘書の方が、社長を押し倒して、のしかかる方ね」
「まーかあいそう」
 紀平晴海が達者なトークで会場を爆笑させたり、しんみり苦労話で観衆の共感を引き出したり。
 そのなかを、小声で、二人は、
「雅美、あたしが教えた例のサイト、行ってみた?」
 初美が毎月の東京出張のたびに利用している愛人紹介サイトだ。
「まあだ、だって入会の条件が、いきなり10万振り込め、でしょう。ハズレ引いたら、どうすんのよ。あたし、あなたみたいなお嬢様大社長なんかじゃないしー。ほんの零細なんだからー。それこそ従業員のサービス残業、5分10分削って削って、経費締め上げて締め上げてじゃないと、とても10万なんて」
「10万なんて安い安い。そりゃ何回か、ハズレや小当たり、中当たり、ひいちゃったけど、6回目に、大当たり、生涯の伴侶、引き当てちゃったもん」
「えーそれって、あのバカダンナみたいなー?」
「あんなの問題外。いい? 顔もあたし好み、カラダもあたしの趣味ド真ん中、カラダの相性も抜群で、性格もいいし、とにかくオンナとして満点満点満点なのー」
「ひ~最高の誉め言葉じゃない」
「とにかく、会ってー、抱いてー、三回であたし、そのコを生涯の伴侶って、決めたの」
「えー」
「とにかくー、そのコ、まだ新婚三か月のコだったんだけどー、もうダンナのもとには、絶対返さない、って決めてー、すぐにこっちへ拉致ってきて、ダンナとムリクリ離婚させてー」
「鬼畜やねー」
「とにかく、そのくらいいいコ。もう、離したくないって。確かに、あたし、狂った。そのくらいのコなのよ」
 自慢したくて自慢したくて、話し出したら、もう止まらない。
「でー東京から、この市内の高級マンションに引っ越しさせてー、今じゃ、愛人一匹、飼い始めてるとこ。この会が終わったら、これからそのコのもとへ、すっ飛んでゆくの」
「えー、でも新婚三か月なのに、愛人サイト?に登録するなんて、やばくない?」
「話聞いたら、それがそーでもないのよ。渋谷でお買い物してたら、サイトのスカウトに声かけられて、率直なコだから、うんうん聞いてたら、なんか同意したことになって、元々あたしが予約してたコがドタキャンして、その身代わりとして、渋谷のシティホテルに連れていかれて、そこであたしと、運命の出会いだったのよ」
「えーウソくさいー」
「嘘じゃないのよ。だから、影響されやすいタイプだから、一日一万以上の買い物は禁止にしてる。一円でも超えたら、必ずあたしに相談しなさいって。それからヘンな勧誘は、全部、断りなさいって。すいません、あたしではわかりかねますので、主人と相談いたしまして、って言いなさいって」
「ふふっ、その主人て、初美さんのことよね」
「あったりまえよー。だって、引っ越しして三日で、新聞勧誘されて、四紙もとらされてるのよ、四紙よ四紙。も~あったま来て、お尻ぺんぺんしたわよー。オートロックなのに新聞屋が来るって。ありうるー。当然管理人締め上げるとこだけど、愛人囲ってることバラされたら困るからー、泣き寝入りよ。泣き寝入りどころか、お金包んで、今後はよろしくね、って、媚びまくりよー」
「初美さん、声でかすぎー」
「あ、ごめんごめん。お尻ぺんぺんしたら、泣きじゃくって泣きじゃくって、ワーワー泣くの。スパンキングに感じることなんて、考えもしてないみたい。まだまだ子供なのねー。調教のし甲斐があるわー。とにかくオンナとして性格良すぎてー、渋谷でスカウトされて、いきなりあたしの部屋に来たっていうのも納得な、とにかく素直で心がきれいなコなのー」
「バカともいう」
「でも、そのバカなコだから、あたしは最高の伴侶に、出会えたってわけ。うー調教のし甲斐があるわー」
「でも拉致られて、新婚のダンナと別れさせられて、実家にも帰れないわけでしょう。そのコ、納得してるのぉ」
「してるしてる。そのコ、ダンナとのエッチで、一回も感じたことないらしいの。あたしは、毎回毎回、このコ、イカしてるから。毎日花とか買ってるし。もちろんダンナは一回も花なんて買ってこなかったって。スーパーでは、いつも半額シール狙いだったらしいけど、あたしは割引シール禁止だから。ピアノ習いたい、っていうから、即買い。あたし子供のころピアノ習ってたから、ぴったりくっついて、教えているんだけど、すぐカラダさわって、エッチになるから、全然ピアノ覚えられなーい、って口をとがらすの。カノジョの、あたしへの不満って、それくらいかなあ。もっともー、ピアノの鍵盤の上に、カノジョのお尻乗せて、ぺろんぺろんしたら、鍵盤にお汁漏らして、あんあんいうのよー。かわいいわー」


 友永初美は、紀平晴海と並んで、今年度県内優秀会員表彰式に臨んで、トロフィーを授け、授賞の言葉を述べた。紀平晴海が最優秀賞で、初美が優秀賞の担当だ。
 これがあるために、初美は会を抜け出せなかったのだ。式次第がすべて終わると、客席の麻生雅美にウィンクして、満面の笑みで、会場を後にする。
 この後、会場を隣の部屋に移しての、立食式のレセプションがあり、会員やゲストとの、交流会がある。初美と違って、新入会員の雅美は、できるだけ先輩会員たちに挨拶して、名刺も配りまくる予定だ。
 どこにどんな商売のコラボが、転がっているか、わからない。
 そこにキョーレツなフラッシュ。やはり紀平晴海も、会員のあいだを回って、ありきたりな挨拶にもユーモアをも交え、写真撮影にも応じている。
 なるべく多くの会員に触れ合うため、一つのグループと話が長くなると、紀平の尻にあてた手を、さりげなく次に誘導していくのが、秘書の朝倉唯奈だ。
 雅美の前を、紀平晴海が通り過ぎ、朝倉唯奈も通り過ぎようとして。
「朝倉さん」小声で、声をかける。
「はい?」小声で、返す。
 バチバチバチ。二人の間に目線が飛び交い、おたがいが値踏みしあう。
「どうしてあたしの名を」
「司会の時、自己紹介してたでしょ」
「ふっ」笑って、「司会なんて、ホントに刺身のツマ、だれの記憶にも残らないものよ」
「でも朝倉さん、美人さんだから」
「ふふっ」また目線が、バシバシ飛ぶ。
「そういうあなたも、けっこー美人さんじゃない。ま、ひなにはまれな、っていうと、あれだけど」
「えええ、どうせヒナマレよ。ところで、あなた、ビアンでしょ」
「うっ。わかる?」
「わかるわよぉ」
「そういうあなた、も、でしょ」
「まあね。でも、あなたみたいな美人さんが、あんな鬼瓦社長とデキているなんて、信じらんないわ。ねえ、たまには、あたしと浮気してみない?」
「え?ナンパ?」ほほえんだ。
「ふふふ、あなた、あたし好み。どんぴしゃのいいオンナなのよ」
「うーん、残念でした。去年ナンパされてたら、どうだか知れないけど。あたし、最近結婚したの、かわいい奥さんと。若くてぴちぴちしてて、愛らしくて、性格のいい奥さんと。いうことなしのコなの。でも、ただ一つの欠点は、ちっぱいなことね。もちろんちっばいにはちっばいの、かわいらしさがあるんだけど」
 うーん、こいつも自分のオンナ自慢系か。雅美は、じぶんには、自慢できるオンナがいない。嫉妬した。
「で、たまには、ぴちぴちのちっぱいだけじゃなく、ふかふかの巨乳に、むしゃむしゃかぶりつきたいじゃない? それが、あの鬼瓦なのよ。だから、あの鬼瓦、あたしにとっては、お・や・つ。ほら、毎日毎日、おいしいオンナのコを食べてると、たまにはジャンクフードの、おやつ、無性にほしくなるわよね。そういうこと。ごめんなさいね。あたし、今のところ、オンナには不足していないの。ナンパしてくれて、ありがとう」
 朝倉唯奈は、だいぶ先に行った紀平晴海のもとに、悠々と、追いついていく。


 友永初美は、ホテルの花屋で愛人のために花束を買うと、タクシーに乗り、スマホを開く。
 監視カメラのアプリで、マンションの部屋を探し回り、やっとキッチンで料理している、沙織を見つけた。
 沙織をこの市内に強制的に連れてきたときは、ホテルに連泊させ、その間に適当なマンションを見つけ、系列の不動産屋で契約し、それから、亡くなった父親から引き継いだ、いろいろな組織の一つ、それに連絡して、室内にいくつもの、盗撮盗聴カメラを取り付けて、それから「花嫁」を迎え入れた。
 むろん「花嫁」は、それを知らない。
 飼い主の初美は、ヒマな時、移動の時に、スマホで、留守番状態のペットを確認するように、沙織の行動を楽しんでいる。
 かなりのカメラを取り付けたので、料理する沙織の姿を後ろから前から楽しみつつ、
 うわ、なに料理してんだ、沙織。
 美点だらけのオンナだが、唯一料理はまずい。これから、あれを食わされるのか。げんなりした。
 三か月後に駅前にオープンする商業ビルに、初美のグループ企業は、いくつかのショップを担当した。その一つに「大人の学校」があり、料理教室もある。三か月、待てんなあ、苦笑した。
 タクシーをマンションの前でなく、コンビニの前で降りた。
 このコンビニには、表と裏に出入り口がある。人と車の多い表口から入り、アリバイ的に何点かの小物を買い、裏口から出た。裏通りは、表通りと違い、人っ子一人いない。
 友永初美は、十メートル行った、マンションに入った。

 ドアキーは持っているが、いつも通り、ドアフォンを鳴らす。
 ドアがすぐ開いて、
「きゃーママー」抱きついてくる。
 抱きつかれたまま、室内に入り、ドアを閉める。
「こらっ沙織っ」こっつんこ。
「えーママに怒られたー」
「あなた、またドアの窓確認しないで、ドア開けたでしょっ」
「えっうーごめんなさい。てっきりママと思ってー」
「その油断ダメ。世の中は変態さんであふれかえってるのよ」また、こっつんこ。
「はーいママ」とたんにしょぼん。かわいい。
「それから、お外から帰ってきたあたしに、いきなり抱き着かない。外でどんなばい菌くっつけたか、わからないでしょ。あたし、あなたに、つけたくないのよ、ばい菌」
「ごめんなさーい、ママー」早くも涙ぐむ。タチの初美にしてみれば、このオンナオンナしたコが、とても胸きゅんだ。
「あたし、これからシャワー。バイ菌、落とす。沙織は、お鍋の火落として、ベッドにいって、プラとパンツになって、待ってるの。いい、ブラとパンツになって、待ってるの。わかった? 沙織にもし、ばい菌ついてても、あたしが舐めなめして、落としたげる」
「えー」

 友永初美は、シャワーをあびて、沙織の顔写真をプリントした特注バスタオルで体をぬぐうと、軽く寝化粧。
 ちなみに、沙織は初美の写真のバスタオルを愛用している。
 キッチンの火が落ちているのを確認して、寝室をすっぽんぽんのまま、ノックせず開けると、ベッドでブラとショーツだけの沙織が横座りして、待っている。
 まだまだ幼い顔が期待のためかピンク色だ。恥じらいで微笑んで、うずうずしている。
「沙織」
「ままぁ」甘え声。
 かがみこみ、軽く挨拶のキス。くちびるとくちびるは互いに離れがたく、数分に及ぶ。
 ベッドサイドテーブルの引き出しをかぎで開けて、アンクレットとブレスレットを取り出す。
「あんよ」言いながら、沙織の足首を持ち上げ、きゃしゃな紐とビーズのアンクレットをつける。
「おてて」ブレスレットをつける。四個とも全部違う色どりだ。
 やさしく押し倒す。キスしようとすると、
「ままぁ、首輪はー」口をとがらす。
「沙織は、してほしいの首輪」
「うんしたいしたい首輪」
 完全に初美好みに調教された若い妻に、初美は微笑んで、濡れた。
「じゃネコのわんちゃんの、どっち?」
「うーん、にゃんにゃんの」
 もちろん足輪も腕輪も首輪も何種類も引き出しの中にある。その中からピンクの首輪を選んで、
「こう?」
「うーん、もっときつくー」
「はいはい。沙織、とことんマゾね」締め上げて、
「こう?」
 首輪の鈴をちりんちりんさせて、沙織はほほを染め、うなづき、目を閉じた。 
 沙織は、知っている。ベッドサイドテーブルの下の段には、鞭や拘束具や、大小何種類もの、ペニスバンドがあることを。まだ一度もそれでされたことはない。いつかは、されるんだろうけど。沙織は、いずれも極太のそれをどきどきして、待っている。中味を見せられた時、
「ねーなぜカギで閉めてるの」無邪気に聞いた。
「ふふ、それはね、沙織が勝手に使って、オナニーさせないためよ。いい沙織、浮気は、相手がオトコでもオンナでも絶対禁止、オナニーも禁止よ。それからスーパーで半額シールのもの、絶対買っちゃダメ。割引もダメ。いい?」
 もちろん沙織は、それに不満はない。

 初美は沙織に覆いかぶさり、くちびるに、やわやわねっとりとしたキスをしつつ、背中に腕を回し、ブラに手を入れ、これもやわやわ揉みしだいた。同時に、もう片方の手でショーツ越しに沙織の姫肉をさわさわ、まさぐりつつ、沙織の太ももに自分の太ももを乗せ、すりすり。初美の秘め肉も沙織の腰にぐりぐり。初美のからだ全体も沙織にびとっと密着して、つつみこむ。
 初美の大好きな六か所攻めだ。沙織も大好きだ。
「あん」たまに初美のくちびるが離れると、沙織はいい声で鳴いた。
 おわん型の中ぶりの美乳は直接まさぐり、姫肉はパンツ越し、これには初美なりのワケがある。


 渋谷のシティホテルで、初美が初めて半ば無理やり沙織を抱いた時、まずすっぽんぽんにして、沙織の尻を太ももに乗せ、まんぐりにかえした。
 沙織の究極のオンナの姫肉に顔を近づけて、びっくり。
 なんという芳香。初美の脳髄を刺激する美香だった。
 初美はこれまで何十コかのまんこを、舐めしゃぶり、味わってきた。舌触りがチリチリして、苦いまずいまんこもあったし、無味無臭のまんこ、うまいまんこもあった。
 しかし、これは。
 その香りをかいだだけで、濡れた。
 初美は夢中で、舐めしゃぶり、美香をかいだ。濡れれば濡れるほど、沙織の香りは強まった。
 契約の時間が終わっても延長して、執拗におまんこを舐めしゃぶり、舐った。
 美香は、さらに増していく。沙織はあんあん、喘ぎっぱなしで、鳴きじゃくった。
 最初はびっくりおどおどしていた沙織は、未知の快感の波状攻撃にさらされるうちに、今まで経験したことのない、身悶えに、息も絶え絶えに、ただただ喘ぐしかなかった。何度も何度も気が遠くなった。
 そのたびに初美は、やさしく抱きしめ、頭をなぜ、下心抜きのキス。
 沙織の意識が回復すると、また容赦なく、やさしく、激しく、責めさいなむ。
 沙織は、頭がおかしくなる、そう思った。
 初美は、沙織の、形もかわいらしい、色白のドテと、ほんのりピンク色の美マンと、その美香に、鬼となって、がっついた。
「沙織、あなた最高のオンナだわ。カラダの相性も、もうこれ以上、ないくらい」
 ちょっと、おまんこばかりに偏りすぎかな。
 おわん型の中ぶりの美乳を柔らかく揉み揉みしつつ、これまたきれいな、かわいい乳首を舐った。
「ああんっ」
「あたしたち、偶然の出会いだったけど、神様の思し召しね。いい、沙織、あたしはあなたを愛するために生まれてきたのよ。あなたは、沙織は、あたしに抱かれるために、生まれてきたの」
 それを聞いて、沙織は、また気が遠くなった。

 人妻ゆえ、とうとう帰らないといけない時間になった。
「ねえ、明日も会ってくれる? 今日みたいな午後からじゃなくて、午前から」
「えー」散々迷う沙織に濃厚なキスを仕掛けると、
「う、うん」同意してくれた。
 ホテルから出ていく沙織を、初美は尾行した。渋谷でいくつかの店に寄り買い物をして、電車に乗った。
 あまりに快感の波状攻撃に憔悴しているようだ。しかし、時たまうっとりとした笑みを浮かべている。
 ああこのコ、オットの家に帰したくない。
 このまま、引っさらって、逃げようかしら。
 そう思って、満員電車の中、かなりゴーインに沙織に近づこうとして、がっくん、電車が止まり、沙織はその駅で、降りて行った。初美は大勢の降りる客に邪魔されて、危うく沙織を見失いかけた。
 沙織を尾行しつつ、何社かにスマホをかけた。今日これからの、そして明日訪問するはずの取引先各社に、すべてキャンセルを入れた。これじゃあ、当社大損だわ。苦笑して、それでも沙織を血眼で尾行する。
 本当は直接会って、ニコニコ微笑んで、相手の担当に精いっぱい媚びを売って、安くさせるはずだった。相手の言い値をぎりぎり下げる予定だったが、相手の言い値をすべて丸受けした。
 でもいいわ、次の商談で、前回はあたしが勉強したんだから、今回はそちらが勉強してくださいよ~、とせいぜい鼻の下を伸ばさせるつもりよ。
 
 郊外の駅で降り、駅前スーパーで買い物。半額シールのものだけ買っている。歩いて、帰宅。
 自宅に着くまで、見守って、ホテルに戻ると、沙織を想い、何年かぶりにオナニーした。

 翌日は早く起きて、ホテルを出て、電車に乗った。タクシーで、沙織宅の前に着くと、その向かいのコンビニのイートインコーナーで、温かいドリンクを飲みつつ、沙織宅を見守った。
 沙織のオットらしき男が出てきて、駅に歩いていく。
 ダサい男だわ。沙織にはふさわしくない。沙織にふさわしいオットは、あたしよあたし。
 約束に間に合う時間を過ぎても、沙織は出てこない。
 バックレる気かあ。だったら、家に押し掛け、シバいたろかあ。
 初美は完全にストーカー化した自分に、苦笑した。
 やっと、沙織が家から出てきた。スマホで、たぶん、時間を確認すると、小走りになった。ふふ、あたしに会いたいのね。
 コンビニを出て、手を挙げた。空車のタクシーが来て、乗った。
「駅まで。あたし、早い車、苦手なの。ちんたら走って」
「はあ」
 自動走行のタクシーは小走りで走る沙織を抜いたり、抜かれたりしながら、ちんたら駅まで走った。
 初美は必死に走る沙織を見て、ほほ笑んだ。
 そんなに、あたしに、会いたいのね、抱かれたいのね。
 電車に乗った沙織を、同じ車両の端から見ていると、スマホに字を打ち込んでいるようだ。
 やがて初美にメールが来た。きのう別れ際に、メルアドを教えてあげたものだ。
「初美さん ちょっと遅れるかも ごめんなさい 沙織」
 打ち返した。
「遅刻は構わない 沙織本当に来てくれるの うれしい 待ってる 初美」
「ええ いく」
「うれしい 待ってる」
 初美は途中の駅で降り、タクシーに乗った。ホテルの名前を告げ、今度は、
「とても急いでるの。ビュンビュン飛ばして」
「お客さん、自動走行タクシーだから、法定速度厳守なんですよ」
「はずむわよ」万札を何枚か渡す。
「そっすかあ」
 運転手は、久しぶりの手動運転に切り替え、喜々として飛ばした。

 初美はホテルに戻ると、一階の喫茶室で、モーニングセットを頼む。
 紅茶を飲みながら、本当に沙織、来てくれるかしら、ドキドキした。こんなときめき、久しぶりだわ。
 やがて、ハンカチで顔を拭きながら、沙織がホテルの玄関から入ってきた。
 あたりをきょろきょろしつつ、エレベータに向かう。
 初美は、手を挙げた。沙織はそれに気づき、寄せてくる。
「沙織」
「初美さん」自然に手を合わせた。
「すわって沙織」
 手を握り合ったまま、沙織は座った。
「沙織が本当に来てくれて、あたし、ドキドキしてる」
「あ、あたしもです」
 それは走ってきたからじゃないの、初美は微笑んだ。
「朝ごはんは食べたの」
「ええ、サンドイッチを少し」
「そう、じゃあ、お部屋行きましょう」立ち上がった。
「え、でも、まだ、お朝食、半分残ってますよ」
「いいのいいの、あたし、もっと食べたいものがあるから。沙織よ」
 若い沙織は、ほほを染めた。手をつないだまま、二人はエレベータに乗った。
 二人きりのシーンとした、空間。
 初美はキスを仕掛ける。沙織はくちびるを逃がし、
「あたし、走ってきたから。けっこう汗。シャワーしたいです」
 わかってるわかってる。あなた、あたしに会いたいため、抱かれたいために、駅まで走ってきたのね。駅からも、走ってきたのね。
 でも、ダメよ。シャワーなんかしたら、あなたの濃厚な香りと味が、消えてしまうから。

 部屋に入ると、まず濃厚なキスを交わした。
 最初は嫌がっていた沙織も、三回目のキスで観念し、抵抗をやめ、ハンドバックを床に落とした。
 五回目のついばみで初美に完全に身をゆだねた。
 最初は、初美が一方的に沙織のくちびるをむさぼっていただけなのに、後のキスは沙織も、むさぼり返していた。
 六回目のキスをしながら、初美は沙織をベッドに座らせ、ぴったり密着して、じぶんも座った。
「初美さん、ゴーイン過ぎ。息が…息が…」
「苦しい? あたしも…」
 微笑みあう。 
 お互いに抱きしめあい、最初はおずおずとした沙織だったが、初美に攻められて、沙織も応じ始めた。
 キスしながら、沙織の服を脱がしていき、やがてショーツだけになった沙織をベッドに押し倒し、キス攻めに次ぐキス攻め。おまんこだけはあとに残して、残り全部に、手と口と舌を入れた。
「沙織、沙織とあたし、偶然の出会いだけど、運命だわ。あたしはあなたを愛するために生まれてきたのよ、沙織。そして、あなたは、沙織は、あたしに愛され、抱かれるために生まれてきたのよ、沙織」
「ひー。ああんあんっ」
 美しくてかわいい顔、中ぶりの美乳、ペッタンコのおなか、かわいいへこみのおへそ、脇の下と脇腹、いずれもジューシーでピカピカの美肌を、じゅるじゅる、ぺろぺろ、べろんべろん、次々と食べながら、じぶんも服を脱いでいく。
「だめー初美さん、あたし、汗臭いですー」そこが、いいのよ。
 沙織の美しいかわいい顔、美乳、美尻を、際限なく、むさぼり、けがし、犯していく。
 飢えていた。
「かわいい、かわいいわ、沙織」
「ああん」
 やっと初美にとって、理想のオンナに、巡り合えたのだ。
 口と舌とすべての指で、沙織の媚体を味わう。ああ、おいしい。からだじゅうが、ジューシーで、みずみずしくて、そして体験したことのない、いい匂い。淫靡で、あたしを淫乱にさせる芳香。
「沙織、あなた、おいしい。大好き」
「あっあっ」
 沙織のいろんなところを攻めながら、絶えずショーツ越しに、沙織の姫肉をねちねち、やわやわと、攻め立てる。
「あんあんあんっ」
 桃よりも柔らかい、みずみずしくて、ホットな美乳、美尻、わきの下、太もも、やさしく、しかし性急に、食欲のままに、かぶりついて、がっついた。
「あんあんあんっ」かわいい鳴き声。
 汗と、あたしの執拗なテクで、きのうより、このコのおまんこ、濃厚な香りと味になってるはずだわ。
 期待にうずいた。もう、待てない。我慢できない。

 初美は、若い幼い人妻の美尻を、自分の太ももに乗せ、まんぐりにかえした。
 ショーツをむしり取る。ショーツを片足に残したまま、沙織の究極の女肉に顔を近づけると、やったわ
、きのうよりはるかに濃厚な、沙織の女臭(めしゅう)が、初美の顔を包み込む。くらくらした。
 こ、こんな女臭、あたし、初めてだわ。
 このコ、美顔、美乳、美尻だけではない、なんていえばいいの、美マン?、美香? 美腔? 美孔?
 ええい、そんなことはどうでもいいわ。初美は沙織の女肉に顔を、押し付けた。ぐりぐりした。
 鼻を美孔に挿入し、クンクン嗅ぎつつ、ほっぺで、ふっくらみずみずしいドテもぐりぐり。
「あっあん」半開きのピンクのくちびるから、愛らしい鳴き声。
 おわん型の中ぶりの美乳が、刺激のたびにぷるんぷるん、やわらかく揺れて。
 まんぐりにかえしたから、それが全部、目で楽しめる。 
 もちろん美マンも、初美の愛撫を受けるたびに、赤ちゃんみたいな白いドテも、ほの赤く紅潮して、ぴくぴく蠢動している。ドテとドテのあいだに、まっすぐな溝。このコ、あんまり遊んでないのかしら。
 吸い付くような、やわらかい肌の、もちもちのおまんじゅう。
 おまんじゅうのすぐ上に、もうもうと茂った、下草も、愛らしい。このコ、あんまりお手入れしてないのね。原石だわ。初美は、生い茂った下草もべろんべろん味わう。
 手マンならぬ、鼻マン、ほっぺマン、でこマン、あごマン、もちろんキスも連発して、まず、沙織が、はてた。 
「あああんっ」果てると同時に、今までより強烈な女臭が初美の顔にも降り注ぎ、初美も、果てた。


 翌々週、初美は、出張ではなく、連休を利用して、東京に行った。
 三度目の逢瀬で、人妻の友永初美は、新婚三か月の新妻、沙織に、プロポーズした。


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